サディスティックマイヤー

サディスティックマイヤー。それは、リサ・ステッグマイヤー全盛期に私が面白いと思って名乗っていたペンネームである。

【福岡】僕が感動した飲食店4店

私事ですが、
4月から東京に移り住むことになりました。

 

これまで、地元熊本の高校を出てから
9年間福岡に住んできました。

 

先日、福岡のおすすめのカレー屋は紹介させていただいたんですが
せっかくの機会なので
カレー以外にも、好きな飲食店をまとめとこうかなと思ったわけです。

 

福岡は全国的にも美味しいお店が多いと言われるので
絞るのが大変なんですが、
今回は、僕が今まで食べて「感動した」お店をご紹介します。

 

一軒一軒長々と書いていたら結構な文量になったので
かなり厳選した4軒だけになってしまいました。申し訳ない。

 

どこも人気店ばかりで恐縮ですが
ぜひ参考にされてください。

 

ちなみに、基本的には料理の味が美味しいと思うお店を選んでいるんですが
僕が「感動する」ほど美味しいと思うお店は
あまり派手な美味しさはない気がします。自己分析。
あと店の雰囲気とか、コスパとかも加味しています。たぶん。
とにかくあくまで僕の好みなので、
そこんとこはご理解ください。

 

 

 

 

 

「博多うどんは
 これ以上美味しくなれるのだろうか…」

 

うどん平

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福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目17−10

 

 

言わずと知れた、キャナルシティ近くの人気うどん店です。
僕はこのうどんが、博多うどんのひとつの最適解だと思うのです。

 

博多のうどんと言えば、腰のないヤワい麺が特徴です。
どうして腰のない麺が一般的になったか調べると
気が短い博多っ子の為に
麺をあらかじめ茹で置きしてすぐ出せるようにしたのが始まりだとか。
その経緯からもわかるように
元々、ヤワい方が美味しいからというより
味よりスピードを求めた結果、ヤワい麺が一般的になった、みたいな感じでしょう。

 

その為か、博多うどんの店は麺に強いこだわりのある店が少ないように感じます。
コシの強い麺を提供するためには相応の企業努力が必要ですが、
ヤワい麺はそこまでの努力が必要ないからでしょうか。
それとも、福岡人は客として麺に対するこだわりを求めてないのか。
どうなんでしょう。

 

ただ、そんな福岡のうどん界において
うどん平の麺は非常に強いこだわりを感じます。
正直、ヤワい麺にしとくのが勿体ないくらいです。冗談です。

 

確かに柔らかくモチモチしてはいますが
ちゃんと弾力が残っており、コシを感じます。

 

そして、
それに合わせるダシ。完璧です。
博多うどんといえば定番のゴボウ天。完璧です。
どれをとっても完璧です。

まさにPERFECT UDON

 

うどんの名店と言えば
博多駅南の葉隠うどんも人気ですね。僕も大好きです。
ただ、うどん平の方が、店の雰囲気が好きです。
あのゴリゴリの老舗感。厨房を何時間でも見ていられます。
これぞ博多のうどん屋です。

 

ビバうどん平。キングオブ博多うどん。

 

 

 

 


ナポリの名店が福岡初出店?
 あ、いえ、もう間に合ってます。」

 

ピッツェリア ファリーナ

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福岡県福岡市中央区高砂1丁目2−19

 

 

その昔、バイトでピザを焼いていたこともあり、
その頃から美味しいピザの噂を聞けばどこでも食べに行ってきました。

 

ピザ屋は、「石窯」さえあれば本格的みたいな風潮があると思うんですけど、
石窯でもあまり高温にならないものも結構あるんですよね~
そこらへん要注意ですね。
個人的には、石窯は石窯でも「大きい石窯」があるお店は
とりあえず期待できるお店だと思います。
窯見て入るお店決めましょう。

 

とはいえ、福岡市天神周辺は
意外とそんな本格ピザの激戦区だったりします。

 

本場ナポリが本店の店も
薬院のガエターノも日本1号店ですし、
大名のミケーレも東京・恵比寿に続く日本2号店です。
それ以外にも美味しいお店がゴロゴロあります。
なぜ福岡に。
福岡がナポリに似てるのかな。イタリア行ったことないけど。

 

しかーし!
そんなピザ激戦区福岡において
どんなピザ屋がナポリから出店して来ようとも
僕のNo.1は変わりません。

 

福岡で一番美味しいピザ屋といえば
そう、ファリーナだと思うのです。

 

ファリーナのピザにあってイタリアのピザにないもの。
それは、上品さや繊細さだと思います。

 

そもそも本場イタリアにおいて、ピザは非常に庶民的な食べ物です。
その為、(僕の個人的な考えですが)
イタリア人はピザを丁寧に作るものじゃないと思っているというか、
ピザに繊細さを求めていないと思うのです。
イタリア行ったことないけど。

 

なので、イタリアに本店がある系のピザ屋は
ガッと作ってガッと焼いたみたいな、豪快さがあります。
ちょっとフチが焦げてるぐらいが粋だねえ的な。

そういうピザも美味しいし好きです。
今後イタリアに行くことがあれば
ぜひそういうピザが食べたいです。
でもここ日本で食べるなら、
やっぱり、丁寧に作られたピザの方が美味しいと思っちゃいます。

 

ファリーナに初めて行ったのはハタチぐらいの時で、
自称グルメな知り合いのおじさんに連れてってもらったんですけど、
美味しすぎて本当に感動したのを覚えています。

 

そしていまだに一番好きなピザ屋であり続けてます。

 

結構行ってるんですけど
いまだにここのパスタ食べたことないくらいピザばっか食べてます。

 

 

 

 

 

「焼サバ定食の本当の幸せを
 僕らはまだ知らない。」

 

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福岡県福岡市中央区天神1丁目15−3

 

 

そのお店のメニューは一つしかありません。
「鯖の一枚焼き定食 900円」 以上。

 

ラーメン屋でもなかなかない強気のメニュー構成。
それでも連日、行列が絶えない人気店です。

 

メニューが一つしかないのに行列が絶えないなんて
福岡じゃ、このお店か天神地下街のチーズタルトのお店ぐらいじゃないでしょうか。

 

こちらのお店、いわゆる昭和の食堂的な雰囲気です。
入店しますと狭い店内に客がいっぱい。
メニューは一つしかないので注文の必要もありません。
そして当然のように相席をします。
お座敷で相席するのは結構貴重な体験かもしれないです。

 

お座敷に、様々な客層の人たちが、
(相席ゆえに)静かに座って待つ様はなかなか特殊です。
食べログの口コミに、「法事のような雰囲気」と書いてあって
言い得て妙、だと思いました。

 

僕は初めてここの焼サバを食べたとき、
もし明日死ぬなら、最後の食事はこのサバでもいいかもしれない、と思いました。
そのぐらいそれまで食べてきた焼サバの歴史を覆しましたし、
僕のサバに対する考え方、いわゆるサバ観(紛らわしい)が変わりました。
本当に心から感動したことを覚えています。
でも全く知らない老夫婦と相席していたので
完全なポーカーフェイスだったことでしょう。

 

福岡は海鮮が美味しいと言われますが、
本当に食べるべきは刺身でも海鮮丼でもありません。
サバです。焼いたサバです。
ぜひ一度ご賞味くださいませ。

 

ただ、夜は居酒屋としての営業になるようなので
そこはお気を付けください。

 

 

 

 


「え…
 たいやきって30分も焼くんですか…」

 

博多ひいらぎ

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福岡県福岡市中央区大名2-4-38

 


僕は特別たいやきが好物という訳ではなく、
まあ普通に好きってぐらいだと思っているんですが、
ここのたいやきは本当に大好きです。

 

どのくらい好きかというと、
通いすぎて店長とズブズブの関係になるくらいです。
売れ残ったたいやき貰うくらいズブズブです。

 

こちらのお店は、東京・恵比寿の人気たいやき店の暖簾分けのお店みたいです。
目黒にも同じような暖簾分けのお店があるみたいなので
全国に3店舗あるうちのひとつです。

 

こちらのお店の特徴は、
たいやきを30分以上かけて超じっくり焼いていくことです。
僕は特にたいやきに詳しい訳ではないので
もしかしたらそういうお店は他にもあるのかもしれないですが、
間違いなく、僕がこれまでの20数年間で食べてきたたいやきとは全く違う食感でした。

 

決して派手な美味しさがある訳ではありません。
ただ、薄いながら存在感のあるパリパリの皮と
甘さ控えめのあんこの組み合わせは
素朴ながらも、確かな美味しさがあります。

 

値段が1個140円なんですが、本当に安いと思います。
倍の値段でも余裕で買います。

 

東京のお店のこともいろいろと聞いたので、
東京に行ったらそちらに通って
またズブズブになろうと思います。
よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

という訳で、本当に大好きなお店を4軒紹介させていただきました。

どこも本当に美味しいので、ぜひ行ってみてください。