サディスティックマイヤー

サディスティックマイヤー。それは、リサ・ステッグマイヤー全盛期に私が面白いと思って名乗っていたペンネームである。

【福岡】僕が感動した飲食店4店

私事ですが、
4月から東京に移り住むことになりました。

 

これまで、地元熊本の高校を出てから
9年間福岡に住んできました。

 

先日、福岡のおすすめのカレー屋は紹介させていただいたんですが
せっかくの機会なので
カレー以外にも、好きな飲食店をまとめとこうかなと思ったわけです。

 

福岡は全国的にも美味しいお店が多いと言われるので
絞るのが大変なんですが、
今回は、僕が今まで食べて「感動した」お店をご紹介します。

 

一軒一軒長々と書いていたら結構な文量になったので
かなり厳選した4軒だけになってしまいました。申し訳ない。

 

どこも人気店ばかりで恐縮ですが
ぜひ参考にされてください。

 

ちなみに、基本的には料理の味が美味しいと思うお店を選んでいるんですが
僕が「感動する」ほど美味しいと思うお店は
あまり派手な美味しさはない気がします。自己分析。
あと店の雰囲気とか、コスパとかも加味しています。たぶん。
とにかくあくまで僕の好みなので、
そこんとこはご理解ください。

 

 

 

 

 

「博多うどんは
 これ以上美味しくなれるのだろうか…」

 

うどん平

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福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目17−10

 

 

言わずと知れた、キャナルシティ近くの人気うどん店です。
僕はこのうどんが、博多うどんのひとつの最適解だと思うのです。

 

博多のうどんと言えば、腰のないヤワい麺が特徴です。
どうして腰のない麺が一般的になったか調べると
気が短い博多っ子の為に
麺をあらかじめ茹で置きしてすぐ出せるようにしたのが始まりだとか。
その経緯からもわかるように
元々、ヤワい方が美味しいからというより
味よりスピードを求めた結果、ヤワい麺が一般的になった、みたいな感じでしょう。

 

その為か、博多うどんの店は麺に強いこだわりのある店が少ないように感じます。
コシの強い麺を提供するためには相応の企業努力が必要ですが、
ヤワい麺はそこまでの努力が必要ないからでしょうか。
それとも、福岡人は客として麺に対するこだわりを求めてないのか。
どうなんでしょう。

 

ただ、そんな福岡のうどん界において
うどん平の麺は非常に強いこだわりを感じます。
正直、ヤワい麺にしとくのが勿体ないくらいです。冗談です。

 

確かに柔らかくモチモチしてはいますが
ちゃんと弾力が残っており、コシを感じます。

 

そして、
それに合わせるダシ。完璧です。
博多うどんといえば定番のゴボウ天。完璧です。
どれをとっても完璧です。

まさにPERFECT UDON

 

うどんの名店と言えば
博多駅南の葉隠うどんも人気ですね。僕も大好きです。
ただ、うどん平の方が、店の雰囲気が好きです。
あのゴリゴリの老舗感。厨房を何時間でも見ていられます。
これぞ博多のうどん屋です。

 

ビバうどん平。キングオブ博多うどん。

 

 

 

 


ナポリの名店が福岡初出店?
 あ、いえ、もう間に合ってます。」

 

ピッツェリア ファリーナ

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福岡県福岡市中央区高砂1丁目2−19

 

 

その昔、バイトでピザを焼いていたこともあり、
その頃から美味しいピザの噂を聞けばどこでも食べに行ってきました。

 

ピザ屋は、「石窯」さえあれば本格的みたいな風潮があると思うんですけど、
石窯でもあまり高温にならないものも結構あるんですよね~
そこらへん要注意ですね。
個人的には、石窯は石窯でも「大きい石窯」があるお店は
とりあえず期待できるお店だと思います。
窯見て入るお店決めましょう。

 

とはいえ、福岡市天神周辺は
意外とそんな本格ピザの激戦区だったりします。

 

本場ナポリが本店の店も
薬院のガエターノも日本1号店ですし、
大名のミケーレも東京・恵比寿に続く日本2号店です。
それ以外にも美味しいお店がゴロゴロあります。
なぜ福岡に。
福岡がナポリに似てるのかな。イタリア行ったことないけど。

 

しかーし!
そんなピザ激戦区福岡において
どんなピザ屋がナポリから出店して来ようとも
僕のNo.1は変わりません。

 

福岡で一番美味しいピザ屋といえば
そう、ファリーナだと思うのです。

 

ファリーナのピザにあってイタリアのピザにないもの。
それは、上品さや繊細さだと思います。

 

そもそも本場イタリアにおいて、ピザは非常に庶民的な食べ物です。
その為、(僕の個人的な考えですが)
イタリア人はピザを丁寧に作るものじゃないと思っているというか、
ピザに繊細さを求めていないと思うのです。
イタリア行ったことないけど。

 

なので、イタリアに本店がある系のピザ屋は
ガッと作ってガッと焼いたみたいな、豪快さがあります。
ちょっとフチが焦げてるぐらいが粋だねえ的な。

そういうピザも美味しいし好きです。
今後イタリアに行くことがあれば
ぜひそういうピザが食べたいです。
でもここ日本で食べるなら、
やっぱり、丁寧に作られたピザの方が美味しいと思っちゃいます。

 

ファリーナに初めて行ったのはハタチぐらいの時で、
自称グルメな知り合いのおじさんに連れてってもらったんですけど、
美味しすぎて本当に感動したのを覚えています。

 

そしていまだに一番好きなピザ屋であり続けてます。

 

結構行ってるんですけど
いまだにここのパスタ食べたことないくらいピザばっか食べてます。

 

 

 

 

 

「焼サバ定食の本当の幸せを
 僕らはまだ知らない。」

 

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福岡県福岡市中央区天神1丁目15−3

 

 

そのお店のメニューは一つしかありません。
「鯖の一枚焼き定食 900円」 以上。

 

ラーメン屋でもなかなかない強気のメニュー構成。
それでも連日、行列が絶えない人気店です。

 

メニューが一つしかないのに行列が絶えないなんて
福岡じゃ、このお店か天神地下街のチーズタルトのお店ぐらいじゃないでしょうか。

 

こちらのお店、いわゆる昭和の食堂的な雰囲気です。
入店しますと狭い店内に客がいっぱい。
メニューは一つしかないので注文の必要もありません。
そして当然のように相席をします。
お座敷で相席するのは結構貴重な体験かもしれないです。

 

お座敷に、様々な客層の人たちが、
(相席ゆえに)静かに座って待つ様はなかなか特殊です。
食べログの口コミに、「法事のような雰囲気」と書いてあって
言い得て妙、だと思いました。

 

僕は初めてここの焼サバを食べたとき、
もし明日死ぬなら、最後の食事はこのサバでもいいかもしれない、と思いました。
そのぐらいそれまで食べてきた焼サバの歴史を覆しましたし、
僕のサバに対する考え方、いわゆるサバ観(紛らわしい)が変わりました。
本当に心から感動したことを覚えています。
でも全く知らない老夫婦と相席していたので
完全なポーカーフェイスだったことでしょう。

 

福岡は海鮮が美味しいと言われますが、
本当に食べるべきは刺身でも海鮮丼でもありません。
サバです。焼いたサバです。
ぜひ一度ご賞味くださいませ。

 

ただ、夜は居酒屋としての営業になるようなので
そこはお気を付けください。

 

 

 

 


「え…
 たいやきって30分も焼くんですか…」

 

博多ひいらぎ

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福岡県福岡市中央区大名2-4-38

 


僕は特別たいやきが好物という訳ではなく、
まあ普通に好きってぐらいだと思っているんですが、
ここのたいやきは本当に大好きです。

 

どのくらい好きかというと、
通いすぎて店長とズブズブの関係になるくらいです。
売れ残ったたいやき貰うくらいズブズブです。

 

こちらのお店は、東京・恵比寿の人気たいやき店の暖簾分けのお店みたいです。
目黒にも同じような暖簾分けのお店があるみたいなので
全国に3店舗あるうちのひとつです。

 

こちらのお店の特徴は、
たいやきを30分以上かけて超じっくり焼いていくことです。
僕は特にたいやきに詳しい訳ではないので
もしかしたらそういうお店は他にもあるのかもしれないですが、
間違いなく、僕がこれまでの20数年間で食べてきたたいやきとは全く違う食感でした。

 

決して派手な美味しさがある訳ではありません。
ただ、薄いながら存在感のあるパリパリの皮と
甘さ控えめのあんこの組み合わせは
素朴ながらも、確かな美味しさがあります。

 

値段が1個140円なんですが、本当に安いと思います。
倍の値段でも余裕で買います。

 

東京のお店のこともいろいろと聞いたので、
東京に行ったらそちらに通って
またズブズブになろうと思います。
よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

という訳で、本当に大好きなお店を4軒紹介させていただきました。

どこも本当に美味しいので、ぜひ行ってみてください。

あなたの知らない、ボディビルの世界

「ボディビルが好きな人」と聞いてどういう人をイメージしますか。
 
大抵、ゴリゴリのマッチョ達を想像するのではないでしょうか。
 
そのイメージは、まあ、間違ってはいませんが(笑)
ただ全員がそうではありません。
ボディビル観戦が好きな人みんなが、
ああいうムキムキの体になりたいと思っているのではないのです。
 
 
フィギュアスケート好きな人が全員、
「私もトリプルアクセル飛びたい!」と思ってる訳ではないように、
ボディビルが好きな人も、あの体やパフォーマンスを見て単純にスゴい!と思っている人が大半です。
もちろん、ボディビルダーみたいな体に憧れて観戦する人もいますが、見方は人それぞれです。
それは他のスポーツと一緒です。
 
 
 
ボディビル(bodybuilding)とは、
その名の通り、トレーニングや食事管理を通して体を作り上げていくことです。
 
そういう意味では、一般人の行うダイエットなども立派なボディビルです。
 
つまり
夏までに3kg落としたい世の女性たちのダイエットも、
怪物みたいな体のムキムキマッチョたちも、
ボディビルという同じ延長線上にいる訳であります。
 
フィットネス先進国であるアメリカでは、そういう考えが一般的なので
ボディビルダー達は、一般のフィットネス愛好家たちの尊敬の対象となっています。
 
運動によってボディメイクしようとする多くの人が、プロボディビルダーたちの方法を参考にします。
日本ではあまり考えられないですよね。
 
アメリカのトップボディビルダーのInstagramのフォロワーは
あの、ローラより多いです(笑)
 
日本人で唯一アメリカで活動しているボディビルダーの山岸選手も
日本のモデルや芸能人よりはるかに多いフォロワーがいます。
(日本ではほとんどの人が存在すら知らないと思いますが)
 
 
 
日本でも近年、
ライザップ効果などもあり、ジムに通うことが一般的になってきていますし、
国内のジムの数もここ数年で非常に増えております。
 
フィットネスへの関心も年々高まっていますので、
ボディビルも少しづつ人気が出てくるんじゃないかなーと個人的には思ってます。
 
 
とは言え、日本ではまだまだ偏見の多いボディビル業界ですので
少しでも知るきっかけになればいいなと思い、
今回はボディビルについて書かせていただきます。
 
 
 
 
今回はとりあえず日本のボディビル業界についての話です。

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あまり知られていませんが、
日本にはボディビルのプロはいません。
 
(知られてないというより
興味がない、考えたことすらない、が大多数だと思いますが。)
 
海外の大会では、順位に応じて賞金が出たり、
人気もあるのでトップ選手にはいろんなスポンサーがつきます。
 
なので海外にはプロのボディビルダーがいるのですが、
日本の大会では、日本一になっても賞金は出ません。
 
名誉と、副賞としてプロテインが貰える程度です。
 
なので日本のボディビルダーの方は全員アマチュア
みなさん他に本職があって
その合間にトレーニングしているのです。
 
つまり趣味と言えば趣味な訳で。
趣味というにはあまりにも大変な趣味ですが…
 
 
そんなわけで
大会を主催している連盟も、あんまりプロっぽくありません。
 
例えば、連盟のホームページを見ると
おじいちゃんがパソコン教室に通って作ったようなテイストになっています。
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チカチカ点滅する七色の「NEW!」
くるくる回る「更新」
 
2016年に見ると逆に新しさすら感じます。
中学の情報の時間を思い出しました。
 
もちろんスマホ用サイトなんて皆無です。
 
 
そういう事情もあって
興味を持って調べてもすごくわかりづらいのです。
なので今回、できるだけわかりやすく日本のボディビル業界を説明したいと思います。
 
 
 
 
まず
日本のボディビル大会を主催しているのは
通称JBBF
 
厳密には他にも3つの団体がありますが、
JBBFに比べると規模が小さいので割愛します。
 
そして一言にボディビルと言ってもいくつか部門があります。
 
男性の部門で言えば
大きく分けて
ボディビル」と「フィジーク」があります。
 
二つの違いは
一言でいえば筋肉のムキムキ度の違いです。
 
フィジークの方が、どちらかと言えば一般人の美的感覚に近い体だと思います。
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フィジークはまだここ数年でできた部門で
世界的にも新しいカテゴリーです。
フィジークの選手たちは「フィジーカー」と呼ばれ、
海外のトップフィジーカーはボディービルダーと同じかそれ以上に人気のある選手もいます。
 
 
 
ただ、あくまで花形は「ボディビル」です。
 
 
 
 
ここからは
ボディビルの大会について詳しくご説明します。
 
 
 
そもそもボディビルとは、
 
ステージ上に
ブーメランパンツ一丁のマッチョ達が並び、
 
一斉に決められたポーズをとり、
 
それを審査員が評価して順位をつける。
 
というコンテストです。
 
 
 
 
審査員たち(だいたい7人)は
どういう基準で順位をつけるかといいますと、
大きく3つありまして
 
 
①筋肉自体の大きさ(バルク)
 
②脂肪が薄く、筋肉の形がハッキリ見えているか(カット、ディフィニション)
 
③体全体のバランス
 
 
これらを各審査員が総合的に判断します。
そしてそれぞれを集計して、全体の順位をつけていきます。
 
 
余談ですが、
ボディビルの観客のかけ声としておそらく一番有名な
「キレテルー!」
とは、
キレてる=(筋肉の)キレが良い
つまり審査基準②のカットが良い
つまり、脂肪が薄くて筋肉がハッキリ見える、という意味です。
 
つまり
「キレテルー!」=「シボウスクナイ!キンニクハッキリー!」
て意味です。
 
 
 
 
 
では次に
ボディビルの大会で選手が行うポーズを紹介していきます。
 
 
まずはこちらをご覧ください。
 
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こちら、リラックスポーズといいまして、
ステージに上がって
ポーズをとる以外の時間にとるポーズ
すなわち
待ちのポーズです。
 
リラックスポーズとは言いますが
お分かりでしょうか。
 
つま先から手の指先まで
全身バキバキに力入っております。
 
まったくリラックスしておりません。
 
 
 
このリラックスポーズですら
かなり技術が必要でして、
特にこれを維持するのは非常に体力を使います。
 
厳しい世界です…
 
 
 
そして
実際に審査をする規定ポーズが7種類あります。
それがこちらです。

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ザ・ボディビルというような
一度は見たことのあるポーズが多いのではないでしょうか。
 
もはや説明の必要もないくらい
全身くまなくバッキバキに力入ってます。
 
この7ポーズするだけで死ぬほど疲れます。
 
 
審査員はこの規定7ポーズの中で
すべての筋肉をチェックする訳です。
 
ボディビルはただ鍛えるだけだと思われがちですが、
このポージングの技術でもかなり見え方が変わってきますので
ボディビルダーたちは
ポーズの練習にもかなり時間を割きます。
 
 
また余談ですが、
ボディビルは顔の表情は特に審査対象ではないんですけど、
笑顔の方が良いという風潮があって
(ファンサービス的にも)
無理して笑顔を作る選手が多いです。
 
全身バキバキに力を入れている中
笑顔を作るので、
口角は上がっているが目は笑っていない、という顔になりやすいです。
いわゆるこの顔です。

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自分が体を鍛えるようになってから
筋肉芸人の勢いだけのギャグにも笑うようになってしまったのが
今の悩みです。
(親近感でしょうか)
 
 
 
 
 
予選までは
この規定ポーズのみでの審査ですが、
決勝ではフリーポーズというものがあります。
(だいたい決勝に進むのは10名前後)
 
フリーポーズとは
選手たちが自分で選んだ音楽に合わせて
1分間自由にポーズをとるというものです。
 
この審査では
筋肉の状態だけでなく
音楽とポーズがいかにマッチしているか等も審査基準になっています。
 
正直、僕は音楽と筋肉の親和性を
今はまだ、判別出来ません。
深い世界です。
 
ただ、選ぶ音楽やポーズで
選手たちの個性が見えて面白いです。
 
2016年3月現在、日本選手権6連覇中の
鈴木雅選手の
2014年のフリーポーズの曲が
中島みゆきの「糸」だったんですけど、
中島みゆきに合わせてマッチョがポーズをとる様
なかなかシュールで見ごたえがありました。
 
 
 
 
 
決勝は
規定ポーズとフリーポーズの総合点で順位が決まります。
 
順位が決まれば当然、順位発表があるのですが
ボディビルでは
順位の発表が異常に盛り上がります。
 
 
 
ボディビルの結果発表は
ポーズダウン」と呼ばれます。
 
ポーズダウンではまず
決勝に進んだ選手たちが紹介され
全員ステージに上がります。
 
すると
会場に大音量でノリのイイ音楽が流れだします。
 
そしてテンション高めのMCが
下位の選手から順に発表していきます。
 
(この大音量の音楽とMCで
僕はとろサーモン久保田のマイク芸を思い出します)
 
 
下位から順位が発表される間
ステージ上の選手たちは
観客に向けてそれぞれ自由にポーズをとります。
 
そして観客も
その日一番の
怒号のような歓声を選手たちに送ります。
 
 
当然、
このポーズダウンが始まる前に順位は決定しているので
ここでの選手のパフォーマンスも観客の声援も結果には関係ないのですが
それでもポーズダウンはメチャクチャ盛り上がります。
 
 
下位の選手から呼ばれていき、
呼ばれた選手は順に後ろに下がっていきます。
ステージ上の選手も一人ずつ少なくなり
最後の二人(つまり1位と2位)のとき
会場の盛り上がりも最高潮になります。
 
 
 
一応
2015年のボディビル日本一を決める大会のポーズダウンの動画貼っときます。
 
盛り上がりすぎて結構うるさいです(笑)
 
 
 
そして
ボディビル大会が閉幕いたします。
 
 
 
大会当日の選手たちのコンディションは
体をバキバキにするために
減量はもちろんですが
水分や塩分も極力とらない人が多いです。
(むくみ防止のため)
 
なので
本当にしんどいんですね…
僕は体験したことないですけど
立ってるのもキツい状態だと思います。
 
 
大会が終わると
ようやくボディビルダーたちも多少は好きなものが食べれる訳です。
 
本当に良かったですね…(涙)
 
 
 
 
 
 
というわけで
 
 
今回、ボディビルについて書いてみました。
 
今までまったく興味なかったって人に
「へえー」
て思ってもらえたら十分ありがたいです(笑)
 
 
個人的には
近いうち人気が出ると思っているので、
ひと足先に
ブームを先取りしてみてはいかがでしょうか。
 
 
 

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あめ色玉ねぎとはなんぞや。

カレー作りを難しくしているものの一つに、
「あめ色玉ねぎ」という謎の表現があると思います。

 

 

あめ色…

 

 

生まれてこれまで、色鉛筆や絵の具にも一度も登場してこなかった新色が
突然レシピ本に現れる衝撃。戸惑い。
そして誰もが、当然知ってますよ的な顔するもんだから
「あめ色って何色…?」
なんて恥ずかしくて聞けないまま大人になってしまった。

 

そんなあなたに贈る今回のブログです。

 

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「あめ色」という言葉を調べますと、こういう記述がありました。

 

「あめ色とは、水あめに由来する、深みのある強い橙色のことです。
 現在の水あめは無色透明のものが一般的ですが、
 古くからの水あめは麦を原料とした麦芽水あめで、
 透明感のある琥珀色をしています。」

 

つまり、透き通った感じの黄色?茶色?みたいな色みたいです。

 

「古くは、あめと言えば水あめを指しました。」という記述もありましたが、
現代において、あめといえばキャンディーですし、
それほど馴染みのない水あめも無色透明が一般的です。
本来の「あめ色」をしたあめを見たことがある人は少ないんじゃないでしょうか。
ギリ昭和生まれの僕ですらそうですから、
若い平成ジャンプ達は全くイメージできなくても無理もないでしょう。

 

そもそもこの「あめ色」という表現は、現代ではほぼ玉ねぎの話題でしか登場しません。
ほとんどの人が「あめ色」と言われたら炒めた玉ねぎの色を想像するでしょう。
つまり現代では、「あめ色」とは「炒めた玉ねぎの色」なのです。

 

もし、茹でたエビの色を「赤エビ色」と表現するとして、
レシピに「赤エビ色になるまでエビを茹でます。」と書いてあったら
そんな理不尽なことありますか。それもはや色の説明いりますか。
しかし玉ねぎにおいては、この理不尽な状態がまかり通っている訳でございます。

 

これはどげんかせんといかん、という訳で今回は
この「あめ色玉ねぎ」という料理界7不思議のうちの一つの謎を
徹底的に解き明かしたいと思います。

 

 

 

普通の料理本なら、ここから実際に炒めた玉ねぎの写真を載せて終わりですが、
このブログはもちろんもっとめんどくさいです。

当然、そもそもなぜ玉ねぎはあめ色になるのか」という話からいきます。

付いてきてください。

 

 

(手っ取り早く色が知りたいんじゃという方は後半まで読み進めてください。
 安心してください。あなたの方が普通です。)

 

 

玉ねぎを炒めていくと、
まず白いまま少しずつ透明に透き通っていきます。
その後、徐々に黄色から茶色に変わりどんどん色が濃くなります。

 

味の変化としては、生の状態では辛味のあったものが、
徐々に甘味が増していき、色づくにつれ香ばしい香りを感じるようになります。

 

この過程での玉ねぎの変化として、
①甘味が出る変化
②茶色く色づく変化
という大きく二つの変化に分けられますが、これらはそれぞれ独立した反応なのです。

それぞれについて説明します。

 

 

まず①甘味が出る変化について、

 

これは、以前は「加熱によって辛味成分が甘味成分に変わる。」という説が一般的だったようですが、
現在では「生の時は辛味成分と甘味成分どちらも含まれており、加熱すると辛味成分が揮発することで甘味を強く感じるようになる。」という説が一般的なようです。

 

ということは、甘味成分の量が変わるわけではないので、
辛味成分が完全になくなった状態が甘味のピークということになります。
個人的には、
玉ねぎを炒めて、色が透き通ってきて少し色づいたぐらいの状態のとき、
味見するとすでに辛味はほとんど感じません。
つまりこのあたりが甘味のピークで、これ以上炒めても甘くはならないと僕は思っています。
(炒め続けると水分が減るので、その分甘味を強く感じることはあります。)

 

 

 

そして②茶色く色づく変化について、

 

これはいくつか複雑な変化が起こっていますが、
主に「メイラード反応」という、糖とアミノ酸による反応が起こっているようです。
これは、肉を焼いたときに表面が茶色くなるのと同じ反応で、
色が茶色くなるとともに、香ばしい香りを感じるようになります。

 

いわゆる「焦げ」と混同されがちですが、基本的には全く別の反応で、

メイラード反応によって苦みを感じることはありません。
(実際に肉を焼くときなどは、メイラード反応と同時に、部分的に焦げも起こっている可能性はあります。)

 

 

つまり、この2つの反応の重要なことをまとめますと、

玉ねぎを炒めると、

「甘くなる」と「香ばしくなる」という二つの独立した反応が起こる。
炒めていくと、ある時甘さはピークを迎え、
そのあとは甘さはそのまま、香ばしさだけが増していく。
そして、「焦げる」とは全く別の反応であり、
あめ色玉ねぎを作る過程で焦がす必要はない。

 

つまり、
茶色いほど甘くなるわけではないし、
あの色は焦げてる訳じゃないですよー

 

 

という感じです。

この一言の為に長々と説明しました。

途中わかりにくい所もあったとは思いますが、心配いりません。

ここまでの知識がなくてもあめ色玉ねぎの制作になんの支障もありません。

 

 

 

そしていよいよ、その「あめ色玉ねぎ」をどうやって作るかという話です。

読み飛ばした人はそろそろ戻ってきてください。

 

 

「あめ色玉ねぎ」でネット検索すると、いろんな作り方が出てきます。
ただ、基本は、

「焦がさないように炒める」ことが大事です。

 

強火で15分ぐらいで茶色くするレシピもありますが、
そういうレシピだと、おそらく少し焦げてるんですよね。
一部が焦げてるんだけど、混ぜ合わせるとそれらしい色になる、という罠でして、

色はあめ色なんですが、焦げてないものと食べ比べると、やはり多少苦みがあります。

ただ、その焦げが香ばしさも演出してますので、

多少の苦み以外は結構近い味になっているのも事実です。
時間がないときは十分代用できる方法かもしれません。

 

僕も昔は、多少焦がさないと茶色くならないと思っていたんですが、
それは間違いで、時間をかけると焦がさなくてもかなり茶色くなります。

 

先にレンジで加熱する方法や玉ねぎを冷凍しておく方法なんかもありますね。
実際に試したことがあまりないんですが、
原理的には多少は炒める時間が短くなるんじゃないかな、と思います。
どんな方法でも、味をみて、美味しかったら問題ないと思います。

 

 

今回、実際にあめ色玉ねぎを作ってみました。

そのときの写真を用意したので、ご覧ください。

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写真で見ると想像以上に色の変化がわかりづらくて

わりと反省しているところでございます。


今回は玉ねぎ2.5個分を炒めております。
切り方は荒みじん切りですが、どんな切り方でも特に問題ありません。
ただ細かく切った方が炒める時間は短くできます。

 

味的には40~50分の時点で十分でして、

おそらくこのあたりがいわゆる「あめ色」なんだと思います。

ただ今回はキリがいいように、長めに1時間炒めてみました。
そして1時間炒めたものがこちらです。

 

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かなり茶色いですが、焦げている訳ではありません。
焦げなくても時間をかければここまで茶色くなります。
そして焦げてないので苦みは全くありません。
苦くはないのですが、ここまで茶色くなるとかなり強く香りが出ます。

 

このぐらい炒めると、

欧風カレーや日本風カレーだとコクが出て美味しくなりますが、
逆に、アッサリしたカレーやエスニックなカレーにはあまり合わないと思います。
茶色くなればなるほどいいという訳ではないので、
作るカレーに合わせて、味を見ながら調節するといいと思います。

 

 

焦がさない為には、かなり油を多めに使うと失敗が少ないです。
インドの現地のレシピだとそもそも日本の感覚よりかなり油を使います。
ただ、油が多いと気になる人も多いと思います。

そういう方は玉ねぎを炒めた時点で余分な油を切るか、
少ない油で炒める場合は、水分が飛んできたら水を足してあげると焦げにくいです。

 

火は、今回は終始弱火で炒めてます。
30分以降はギリギリ消えないぐらいの超弱火です。
付きっきりで混ぜれば、もっと強火で短時間ですることも可能ですが、
弱火だとほとんど放置していても大丈夫なので、結果的にその方が楽だったりします。

 

弱火で玉ねぎを炒めてる間に他のことを全部片づけるつもりでやると

ちょうどいい時間であめ色になるのでそこまで大変な作業でもないと思います。

 

毎回ここまで炒める必要もないかもしれませんが
これだけでかなり味が変わったりもするので
気合入ったカレー作る時なんか、

一度チャレンジしてみてはいかがでしょうかー(いかがでしょうかー)←コンビニのあれ

 

 

 

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おうちスパイスカレー入門

日本では、おうちでカレーを作るとき
カレーのルウを使うのが一般的です。

 

日本でここまでカレーが普及したのも、このルウがあってこそです。
日本のカレーの歴史を語る上でルウは絶対に避けることのできない、
偉大な大発明だったと言えるでしょう。

 

しかし。
そんな、誰でも簡単に美味しいカレーが作れるこの時代に
あえてその大発明ルウを使わず、
文明を捨て、原始的なカレー作りに挑戦するアウトサイダー達がいます。

 

今回は、そんな社会的マイノリティーに捧げる愛のブログです。

 

 

 

つまり、
今回はルウを使わず、カレー粉やスパイスのみでカレーを作る方法についての話です。

 

(ちなみにカレー粉とは、カレー用にスパイスを混ぜ合わせたもので、
つまりスパイスの集合体ですので、ここからはカレー粉のこともまとめてスパイスと表現します。)

 

カレー好きをこじらせると、
やはりいつかは、スパイスだけでカレーを作ってみたいと思うものです。
実際に、ネットや本などで調べればすぐにレシピも見つかります。
最近ではスパイスから作るカレーもわりとメジャーになってきましたので
取り扱う本やサイトも非常に多くなってきたと思います。

 

そしていざ、それらのレシピで作ってみるわけですが
それまでの、ルウで作ったカレーに比べると
大抵、美味しくない訳ではないんだけど、まぁこんなもんか的なものが出来てしまう訳です。


で、
もっと美味しくしたいんだけど、どうすればいいかわからないし。
ちょっと醤油入れたら美味しくなったけど、すごく負けた気がする。みたいな。
たぶんこれスパイスおうちカレーあるあるだと思います。

 

そしてそれをどう解決すればいいのかってことは
あんまりレシピ本とかにも書いてない気がするんです。
本のレシピを最初から最後まで作りきったら、なにかの扉が開くかもしれないけども。

そして錬成陣なしでカレー作れるようになるかもしれないけど。
普通そこまで作る前に飽きます。

 

で、僕もホントに最近までそんな感じだったんですが
色々試したり、人に聞いたりしていくうちに
最近なんとな~くわかってきたのです。なんとな~く。

 

 

ずばりこの原因は、
ルウで作るカレーとスパイスで作るカレーの
根本的な違いを理解していないことだと思うのです。

 

日本ではルウで作るカレーが一般的です。
なので僕ら日本人は、知らず知らず、ルウで作るカレーの常識が体に染みついております。
この常識を、スパイスで作るときも捨てられずにいるので失敗するんだと思います。

 

そこで、この考え方の違いを説明しようとしているんですが
僕もまだまだカレー見習いの身でして、
ホントたいして美味しくないカレーしか作れませんので。
だからこの考えも今後変わっていく可能性も十分考えられますが
少しでもみなさんの参考になればいいなと思います。
(まず言い訳しておく)

 

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それでは本題でございます。
前置きも十分長かったですけど本題も長いです。ご了承ください。

 

僕は、ルウで作るときとスパイスで作るとき、
大きく分けて二つの考え方の違いがあると思います。
この二つを理解してから、カレー作りに大きく失敗することはなくなりました。
その二つの違いを順に説明します。

 

 

 

まず一つ目、

 

①ルウには味が含まれているが、スパイスには味が無い。

 

これは言われてみたら当たり前のことなんですが、
理解してるかどうかでかなり出来が変わってきます。

 

スパイスに味が無い、と言うと語弊がありますが、
スパイスは基本的に香りしかありません。
(着色や辛味が目的のスパイスもありますが、とりあえず置いときます)
香りによって甘さを引き立たせるものなんかはありますが、それはあくまで補助的なものです。
スパイスそのものに味がある訳ではありません。

 

一方、世紀の大発明カレールウの中には香りだけでなく味も含まれております。
野菜を何時間も煮込んだ甘味やうま味、
肉のエキスや、某メーカーにはりんごと蜂蜜も入っております。

 

カレールウをお湯で溶かしたものをそのまま飲んでみると
薄いかもしれませんが、味はしっかりカレーの味になっているはずです。
ただ、スパイスを溶かしたものは、ただの香りのするお湯です。

そう、香りのするお湯なんです。

つまりそういうことです。

 

日本の調味料はすでに味が強いものばかりなので、スパイスも同じような使い方をしてしまいがちですが
スパイスはあくまで香りだけです。
つまり、スパイスからカレーを作る際は、材料から味を引き出す意識をより強く持つことが大事です。

 

スパイスを使ったカレーで失敗する大きな原因が
カレーは完成するまで味がわからない、と思いこんでることだと思います。
大抵、仕上げにスパイスを何種類か入れることが多いので、
そこから煮込んで、完成してから初めて味見をする。
で、仮に美味しくなかったとしても、
もう完成してしまっているのでそこから挽回するのが難しい。
それこそ、負けを認めて醤油やソースを入れるぐらいしか手がありません。

 

しかし、そもそもスパイスに味が無いということをわかっていれば、
スパイスを入れる前の状態ですでにうま味、甘味、酸味は完成してなきゃならないので
そこで味見をすればまだいくらでも手が打てます。
スパイス以外で味を完成させるイメージさえあれば大きく失敗することはないと思います。

 

初心者向けのレシピとして紹介されているものの多くは、材料が非常にシンプルです。
初めからたくさん材料を使うと面倒ですし、味の構成がわかりにくいからですが、
シンプルゆえに難しさがあります。

 

基本のレシピでは、味のベースとなるのが玉ねぎとトマトであることが多いです。
ただ、玉ねぎもトマトも、火の入れ方でかなり味が変わってくる野菜です。
玉ねぎは加熱の度合いによって甘味やうま味が変化しますし、
トマトも酸味や甘味が大きく変化します。
ですので、このあたりの処理が違うと、
同じレシピで作っても完成した味はかなり違う場合が少なくありません。
材料が少ない分、初心者向けのレシピの方が素材の処理によってかなり味が左右されます。

 

ルウで作る場合は、玉ねぎの炒め方などはそこまで神経質にならなくても結果的には美味しくなりますが、
スパイスで作る時は味のかなり大きな要素になるので、ちゃんと時間をかけた方が明らかに美味しくなります。
トマトも同様で、
酸味を残したい場合はそこまで加熱しなくてもいいんですが、
甘味を引き出したいときはじっくり加熱して酸味を飛ばす必要があります。

 

一般的には玉ねぎとトマトを使いますが、
逆に、ベースの野菜は玉ねぎやトマトである必要もありません。
スープとして美味しければ、最後にスパイスを入れればカレーとして成り立つので、
好みでどんな野菜を入れてもいいですし、
肉でも、魚でも、カツオや昆布の出汁でもいいはずです。

 

そう考えるととても自由に作れますし、作るのがすごく楽しくなります。

 

 

 

以上が一つ目のポイントです。
そしてもう一つ、
失敗しないカレー作りにとって大切なことが

 

 

②カレーには、煮込むカレーと煮込まないものがある。

 

ということを理解することです。

 

カレーには非常にたくさんの種類がありますが、
日本でいわゆる「カレー」と言ったときにイメージする、
とろみがあるスープ状のカレーに関して言えば
大きく、「煮込むカレー」「煮込まないカレー」に分けられると思います。

 

これは、単に煮込んだかどうかという話ではなくて、
煮込む前提で作るかどうか、という話です。

 

カレールウで一般的に家庭で作られるカレーは「煮込むカレー」です。
シチューやソースを作る時などに近い考え方で、
材料を煮込むことによって、材料からスープにうま味が溶け出して美味しくなります。
この作り方だと、本来は何時間も煮込むことによって、
材料からスープにうま味が溶け出し、そしてそのうま味がまた材料にも馴染んでくるという過程を経て美味しくなっていきます。
なので2日目のカレーの方が美味しかったりするのですが、
だからといって初日のカレーが極端に美味しくないことはありません。
これはルウにそもそもうま味などの成分が含まれているからです。

 

日本ではこの「煮込むカレー」の作り方が一般的ですので、
スパイスで作る時も、ついつい同じような作り方をしてしまいます。
しかし、スパイスにはそもそもうま味が含まれていないので、
同じ作り方をするとあまり美味しくないカレーになってしまう訳です。


もちろん、前日に仕込んで翌日に食べる場合などはこの作り方でも美味しくなるはずですが、
普通は作ってすぐ、長くても数時間で食べることが多いと思います。
なので、スパイスでカレーを作る場合は
「煮込まないカレー」、つまり煮込まない前提での作り方をしないといけません。

 

ではどうすればいいのかという話ですが、考え方は非常にシンプルです。
「カレー」と「具」を別々に考えて、食べる直前でそれらを合わせるイメージです。

 

例えばチキンカレーの場合ですと、
「煮込むカレー」の場合は、
下味をつけない鶏肉を軽く炒めて、そこにルウや水をいれて煮込んでいきます。


これが「煮込まないカレー」の場合だと、
「そのままでも美味しいカレー」「そのままでも美味しい焼いた鶏肉」
食べる前に合わせる、というイメージです。
「カレー」と「具」をそれぞれ別に調理して、「具」はしっかり下味をつける。
これだけで失敗はかなり減ると思います。

 

つまり一言でまとめると、「具には下味をつける」、それだけです。
具に野菜を使うときはそこまで気にしなくてもいいですが
肉にはきちんと下味をつけましょう。
具体的には、塩コショウやショウガ、にんにくなどで下味をつけることが多いです。
ショウガやにんにくは、カレー自体に入れる場合が多いですが、
肉の下味にも使うと、味にメリハリが出て美味しく感じると思います。

 

 

 

 


以上、失敗しないカレー作りの為に二つのポイントを紹介しました。
二つとも、ある程度料理をする人なら当たり前すぎる話なんですが
日本では、「カレーはこう作る」という固定概念が邪魔して
他の料理の時は当たり前にしていることができてないことが多いと思います。
僕もホントにそうだったので、はじめはなかなか美味しいカレーが作れませんでした。

 

以前ブログでも書いたように、
カレーとは、インドっぽい味付けをした料理の総称です。
極端に言えば、肉じゃがにスパイスを使えばカレーになりますし、生姜焼きにスパイスを使ってもカレーになります。
つまり、普段他の料理を作るときにしているように、
色々なカレーに適した色々な作り方がある訳で、そこはもう自由なんです。
この、カレー作りにルールなんてない、ということに気付けてから
僕は、カレーを作ることが非常に楽しくなりました。

 

 

 

ぜひ、自由な発想でカレー作りを楽しみましょう!

そしてなにかコツがわかったらすぐ教えてください!よろしくお願いします!

ダイエットの、その前に。その3

前回は、カロリー収支がマイナスであれば必ず痩せる、という話をしました。
今回は、ではどうやってそれをマイナスにするか、という話です。

 

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カロリー収支がマイナスになるということは、

摂取カロリー < 基礎代謝 + 運動で消費するカロリー

ということになります。

これを一日単位で考えると、基礎代謝は変わらないので、
摂取カロリーを小さくする or 運動で消費するカロリーを大きくする、の二択になります。
つまり、
①食事制限をする
②新たになにか運動を始める
の2つの方法しかない訳です。

このたった2つの方法を、どう考えるかが重要です。

 

一般的に、食事制限だけのダイエットはダメだと言われます。
健康に良くないとか、リバウンドしやすいとか。
だから普通は、

よし!今日からダイエットするぞ!となったとき
じゃあジョギングしなきゃ!的な考えになる人が多いです。


でも、運動でカロリーを消費するのは想像以上に大変です。
ルームランナー的なマシンを使った経験がある方はわかると思いますが
結構走っても消費カロリーがまだ「あめ玉一個分」だったり、

もうこれ以上無理!死ぬ!と思ってモニター見たら「ショートケーキ半分」だったり。
それならショートケーキ我慢するわ‼‼って思いませんか(笑)

 

実際、フルマラソンで消費するカロリーでも2000~3000kcal程度です。
それに対して、
一日カップヌードル一個我慢する生活を一週間続けると2500kcalぐらいになります。

 

家に突然謎のエージェントがやってきて、

「週一で42km走るか、一日一個カップヌードル我慢するか、どっちの生活がいいか選べ」と言われたら、

相当な運動好きじゃない限り、5分ぐらい考えてカップヌードルの方を選ぶのではないでしょうか。

 

つまり多くの人にとって

運動するより食事制限した方が、楽にカロリーコントロールできる訳です。
じゃあそうしたいわ、って話なんですけども、世間はそれを許してくれません。

世間では食事制限だけのダイエットはダメだと言われます。
それはどうしてでしょうか。

そこのところ、具体的にご説明します。

 

食事制限によってカロリー収支をマイナスにすると、
体はそのマイナス分のエネルギーを補うために脂肪を分解してエネルギーにします。
それによって脂肪が減るわけで、

これだけなら無事痩せてハッピーなんですが、
問題なのが、

体は栄養が無いと、脂肪と同時に筋肉も分解してしまいます。

体にとっては筋肉も非常食なんです。
そして筋肉が分解されて減ると、基礎代謝が落ちます。
基礎代謝が落ちると当然、一日に消費するカロリーが減ってしまいます。

 

つまり、食事制限だけのダイエットだとこういうことが起きます。

例えば、

一日2000kcal消費する体の人が、一日1500kcalしか食べないダイエットをするとします。
すると、最初のうちは一日500kcal分だけ痩せていくはずです。
ただ、脂肪と同時に筋肉も分解されて、基礎代謝が落ちていくので
どんどん痩せにくい体になります。

そして、もともと一日2000kcal消費する体だったのが減っていき

一日1500kcalしか消費しない体になったとき、全く痩せなくなります。

そこで食事を元に戻すと当然リバウンドします。
これが、食事制限だけのダイエットはダメだと言われる理由です。

 

じゃあどうすればいいかという話なんですが、

要するに
効率的なカロリーコントロールの方法として食事制限はしながら

筋肉を維持できればいい訳です。

食事制限で筋肉は減っていくので、維持するためには鍛えないといけません。
つまり、筋トレをすればいい訳です。

 

結局は運動をするんですが、
目的はあくまで筋肉をつける、もしくは維持することで
カロリー消費が目的ではありません。

食事制限を行いながら筋トレで筋肉を維持する。

これが一番効率的な痩せ方です。
カロリー消費が目的の、いわゆる有酸素運動ももちろんしていいんですが、
あくまで余裕があれば、程度で考えます。

 

つまりまとめると

痩せるためにはカロリー収支をマイナスにしなければならない。
その為には一番簡単な方法の
 ①食事制限をメインで行う。
ただ食事制限だけだと代謝が落ちるので
 ②代謝を維持するために筋トレをする。
そして、これだけでもいいんですが
 ③余裕があれば有酸素運動もする。

という考え方が大事です。

 

ダイエットは、食事、筋トレ、有酸素が大事!

なんて言っても目新しさなんて全くないですし、誰でも知ってることなんですけど、

大事なのはこの3つの優先順位と、

それぞれなんの為にするのか、という考え方です。

なかなかこの考え方を理解してダイエットをしている人は多くないと思います。

 

あくまでこの考え方をベースに持っておくことが大事です。
このブログで3週分ダイエットの話をしたのは、

ただたったこれだけのことが伝えたかったんだと言っても過言ではありません。


食事、筋トレ、有酸素、それぞれの方法はネットや本で簡単に調べられるんですが、
こういう、ダイエットの基本的な考え方に関してはなかなか情報が得にくいと感じています。
その理由は、2週前に書いたように、世の中は色々なダイエットビジネスで溢れているからでしょう。
ネットで調べても出てくるのはそういう商品のことばかりで、こういう正面からのダイエットの話は、あるにはあると思うんですが、ネットの海に沈んでいます。


このブログも完全にその海に沈むつもりで書いております。

やっぱりこういうブログが、例えば「ダイエット」で検索して上位にヒットするのは難しいですし。(ネットには大量のダイエット商品や情報があるので)

ただ、例え数少ない人でも、読んでくれた人の正しく痩せる助けになれば幸いです。

 

 

 

ちなみに、今回はどちらかというと女性に読んでほしいという思いで書いてます。

なぜなら、男性はダイエットに自然に筋トレを取り入れやすく、
そして筋トレにハマると、僕がそうだったように、ダイエット全般の知識がつきやすいと思うんですが、
女性にはなかなかそういうルートがないような気がするからです。

日本は、先進国のなかではダイエットやフィットネスに対する理解が遅れていると言われますが、

少しずつその理解が広まっていくといいですねー。と思います。

 

 

 

これで終わりでいいんですが、

僕は女性への筋トレを推進する活動を行っておりますので(笑)
一応最後に、女性への筋トレ普及活動をしときたいと思います。

興味のある方はお付き合いください。(笑)

 

女性に筋トレを勧めると、まず言われるのが
別にムキムキにはなりたくない」とか「脚とか腕をこれ以上太くしたくない」とかですが、

僭越ながら一言、言わせてください。


安心してください。
筋トレしてもムキムキにもなりませんし、太くもなりません。

 

そもそも、男性に比べて女性は非常に筋肉が付きにくいです。
例えばプロレスラーやボディビルダーも、
男性レスラーやビルダーなら、冬服重ね着して50m先に立ってても

「え、あのひとゴツくね?」

て目視できちゃうくらいめちゃくちゃゴツいですし、腕や脚も超太いです。


一方、
女性レスラーやビルダーは、そこまでではありません。

冬服着せたらまずわからないと思います。

女子レスラーでも、「ちょっと太め、かな?」ぐらいでしょう。

合コンでまぎれてても30分は気付かない気がします。
女性ボディビルダーもすごい筋肉あるように見えますが、

脂肪が少ないから筋肉が目立ってるだけで、冷静に見ると太さはそこまででもないです。


プロレスラーやボディビルダーなんて人生かけて筋トレしてる訳ですよ。

そんな人たちですらその程度な訳ですから
一般人がちょっと筋トレしたぐらいじゃ決して太くはなりません。

特に運動してないのに

「アタシ、筋肉あるから脚太くて~」

て思ってる人がいたら、
だいたい原因は骨格的なものか、もしくは単なる厚めの脂肪です。(デリカシーなし)

 

ただ、太くはなりにくい女性の筋肉ですが、
モデル的なプロポーションを作るなら必ず必要です。
日本の、桐谷美玲的な体型を目指すならそこまで筋肉いらないですけど、
海外モデルのような、ヴィクトリアズシークレット系の体型はかなり筋トレ頑張らないと厳しいです。
最低限、脚、お尻、ウエスト、背中あたりは相当鍛えないと、ああはなりません。

男で言う、ラグビー選手ぐらいの体が

女性のヴィクトリアズシークレットだとお考えください。

ご健闘お祈りいたします。

 

ただ、女性は元々筋肉量が少ないので

少し鍛えると、見た目にはわからなくてもかなり効果が表れやすかったりします。

特に先ほどお話しした基礎代謝なんかは、元々が低い分上がりやすいです。

 

また、女性が筋トレすることで実感できる副次的なものが
冷え性と肩こりの改善です。
冷え性は体の筋肉が少ないことが大きな原因ですし
肩こりは肩と背中の筋肉を使わないことが大きな原因です。
女性は筋トレを始めても、なかなか見た目の変化は実感が得にくいようですが
代わりに、まず冷え性と肩こりの改善を実感する人が多いみたいです。

 

 

 

とまあ、話し続けるとキリがないのでこのぐらいにしときます。(笑)

 

すごく長くなってしまいました。

 

 

痩せたいという人はたくさんいるのに、実際に痩せれる人が少ないのは、
単純に正しい知識がないことが原因だと思います。

 

基本的な痩せる仕組みをわかっていれば、
いろんな方法にも応用ができますし、
効果の薄いダイエット法に振り回されることもなくなります。

 

毎年思う、今年こそ。

 

今年こそ、
その年にしてみませんか。

ダイエットの、その前に。その2

前回、ダイエットに近道はない的な話をしました。
今回は、じゃあどうやって痩せるかという話です。

 

人間の体はとても複雑で、痩せたり太ったりのシステムもなかなか複雑です。
そのシステムはいまだに分からないことだらけで、日々研究が行われていますし、実際、毎日のように新しい情報が発表されています。
その度に新たなダイエット法がテレビで紹介されている訳です。

しかし、
痩せたり太ったりの、原因の大半はカロリーの収支で説明できます。
個人的には、原因の9割以上はカロリー収支だと感じています。

なので例えば、夜は食べない方がいい、とか、朝は食べた方がいい、とか、糖質は控えるとか。
そういうのも確かに正しいんですが、あくまで残り1割以下の話なので、
まずは一日を通してのカロリー収支を考えるべきです。

 

摂取カロリーより消費カロリーの方が大きければ痩せます。絶対。
非常にシンプルな話です。

 

ダイエットはこのように単純な数字の引き算です。数学です。

だから僕は、ダイエットは貯金と似ていると思っています。
ダイエットの正しいやり方は、貯金の正しいやり方に非常に似ています。
ダイエットは減らしたいけど貯金は増やしたいので、目的は逆ですが。

 

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今月から貯金をしよう!と思ったとき、まずどうするか。
非常に当たり前のことですが、
①まず自分にいくら収入があるかを知り、
②1か月にいくら貯めるか目標を決め、
③収入から目標金額を差し引いた額に支出を抑えます。

これは、当然誰もが考えることだと思いますが、不思議とダイエットでは考えない人が多いです。
一般的にダイエットでは、
現在の消費カロリーや摂取カロリーを知らないまま、なんとなくそれらを改善しようとします。
食事を減らしますが料理のカロリーは曖昧で、
運動しますが消費したカロリーもよくわかりません。
目標体重はあるものの、その為にいくらカロリーを減らさないといけないのかはわからないまま。
そんな方が多いと思います。

これを貯金で例えると、
現在の収入や支出は知らないまま、
スーパーで節約しようとするものの、値札はほとんど見ず、
バイトをしてみるんだけど時給は知らない。
貯金して買いたいバッグはあるんだけど、そのバッグの値段はよくわからない。
そんな感じ。
さすがにこれでお金が貯まると思う人はいないと思いますが、ダイエットになるとこういう過ちを起こす人がたくさんいます。

 

つまり、今日から痩せよう!と思ったとき、まずしなければいけないことは、
貯金と同じ考え方をすると、
①まず自分の一日の消費カロリーを知り、
②1か月に(脂肪を)何kg落とすか目標を決め、
 その為に一日あたり何kcalマイナスであればいいか知り、
③消費カロリーから目標カロリーを差し引いた範囲で食事をとる。

これが鉄則です。

 

で、じゃあこれを具体的にどうすればいいか。
まず、
①消費カロリーを知る。

一日の総消費カロリー = 基礎代謝 + 運動で消費するカロリー
です。

まず基礎代謝とは、なにもしなくても体が勝手に消費するカロリーです。
基礎代謝は体組成計などで量れますが、ジムや病院でしか量る機会がないと思います。
でも大丈夫です。特にトレーニングなどしてない人は、だいたい年齢と体重で決まるので、ネットで、基礎代謝と調べるとすぐわかります。
平均で男性約1500kcal、女性約1200kcalです。参考までに。
また、一日の運動で消費するカロリーも、特別な運動をしていなければそんなに個人差はありません。これも調べられますが、500kcalとかそんなもんだと思います。
この二つを足すと、一日の消費カロリーとなります。

 

次に、
②目標体重を決めます。
体の脂肪1kgあたりのカロリーは約7200kcalです。
つまり、1か月で脂肪を1kg落とそうと思ったら、1か月で7200kcalマイナス。
1日あたりでは、7200÷30=240kcalマイナス となります。
つまり、1日240kcalマイナスを1か月続けると1kg脂肪が落ちる計算です。
個人的には、1か月の目標は脂肪マイナス2kgが上限かな、と思います。
それ以上のダイエットはかなり日常に支障が出ますし、リバウンドの可能性もかなり高くなります。
1か月2kgというと大したことないと思うかもしれませんが、実際はかなりの変化です。脂肪以外でも体重が落ちるので、実際はもっと体重も落ちます。
ダイエットを始めると、最初の1、2週間で数kgガクッと落ちます。
これは、胃腸の内容物や全身の水分が減ったことによるものです。
体も細くなったように見えますが、水分が抜けたことでむくみがとれたことによるものです。
そこからジワジワと脂肪が落ちていきます。
ですから、1か月で脂肪2kg落とせば2か月で体重的には6、7kg落ちるはずです。
そうなると見た目もかなり変わってきます。

 

1日でマイナスにするカロリー目標が決まったら、
③目標摂取カロリーの範囲内で食事をとります。
本当は、口にするものすべてのカロリーを把握するのが理想です。
そして一日の摂取カロリーを計算します。

しかし、それはなかなか現実的ではないので、よく食べるもののカロリーだけ調べときましょう。
例えば、白ご飯1杯240kcal、食パン1枚200kcal、鶏もも100g200calとかそんな感じ。
ネットで、「食材 カロリー」と調べるとどんなものでもすぐわかります。
あと、コンビニで食べ物を買うときは必ず成分表を見る癖をつけましょう。
コンビニの食品は必ず成分表がついているので、常に見て買うようにすれば、かなりカロリーの感覚が養われます。
そうなると、外食した時もなんとなくカロリーがわかるようになりますし、
いちいち計算しなくても、なんとなく1日の摂取カロリーがわかるようになります。

 

摂取カロリー < 消費カロリー
となれば、必ず痩せます。
そしてそれを確実に行う為には、以上の①②③のプロセスを踏むことが重要です。

 

 

世間ではよく、太りやすい体質、とか、太らない体質、だとか言います。
確かに遺伝的にそういうものもあるらしいです。
ただ、まだそこまでハッキリした研究がなされている訳ではありませんが、
その遺伝的な要因は、世間的に思われているより非常に小さいものです。
個人的には、そんな体質なんかない、と思っても全く問題ないレベルだと思います。

 

世間的に、食べても太らないと言われる人たちは、
間食をしなかったり、食の好みが、例えばケーキより煎餅が好きだったり、まわりが思うより摂取カロリーが少ない人が多いです。
逆に、そんなに食べてないように見えるのに太ってる人もいますが、
急に太ったりした訳ではなく何年もかけて太った人は、一日あたりの摂取カロリーは大したことはないはずです。
極端な話、一日1kcalでも、オーバーする生活がずっと続けばその人は太っていきます。
太ったといってもたいていの場合、一日でみると大したカロリーオーバーではない訳です。

 

つまり、きちんとカロリーコントロールできていれば、間違いなく誰でも痩せます。

 

 

そんな訳で、ホントに長々とダイエットについて書いてますが、
あと一回、来週までとりあえずダイエットネタでいこうと思います。(笑)

ダイエットの、その前に。その1

いきなり本題ですが、
 
痩せるための、『簡単で、かつ効果的な』方法は残念ながらありません。
 
それを期待してこのブログを開いた方はすみません。
そんな情報は今後一切出てきません。安心して、お引き取りください。
 
確実に痩せる方法は、とても地道で長い努力を要します。
そしてそれが、痩せるためのこの世で唯一の方法です。
 
ダイエットの第一歩は、この、
痩せるということは、とても地道なことだと、はっきり認識することです。
 

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僕は、痩せるための努力は、例えば、英語を学ぶことに似ていると思います。
英語の学習も、非常に地道な努力を、正面から続けていくしか方法がなく、
なにか裏ワザのようなテクニックがあるわけではありません。
選べるとしたら、いくつかある地道な勉強法の中からどれを選ぶかだけです。
痩せることも同じようなものだと思います。
 
 
もし、新しい英語教材の宣伝文句で、
 
『1日5分の簡単なテキスト!たった2ヶ月でペラペラ!』
(ただしネイティブスピーカーのもとで適切な指導を毎日行っています)
 
て通販番組やってたとしたらどう思いますか。
 
いや、もうそれテキスト関係ないわ!毎日のネイティブ指導の賜物だわ!
 
て思いません?
英語学習だと、こんな広告にだまされる人は少ないと思いますが、これがダイエットだと違います。たくさんの人がだまされているのです。
 
どんなダイエット商品でも、
『栄養士の元で適切な食事管理を行っています』って隅に書いてあった時点でもう意味ないと思うんです。
だって、適切な食事管理をしたらそれだけで痩せてしまいますもん。ネイティブの指導と一緒。
英語教材だとだまされないのにダイエットだとだまされる人が多いのは、
それぞれに対する、一般的な知識や経験の差だと思っています。
英語学習は、しゃべれる日本人は少ないとはいえ、一応みんな中学から何年間かは教育を受けています。
学習を通して、英語はそんなに簡単じゃない、という経験をみんながしている。
だからだまされない。
しかしダイエットに関しては、専門的に学ばない限りきちんとした教育を受ける機会はありません。
だから、メディアの情報を鵜呑みにしてしまう人が多い。
 
 
こういうことを書くと、こう考える人も多いかもしれません。
もしその広告が嘘だったらテレビで堂々と出来るはずがない!
どうして詐欺にならないんだ!的な。
確かにその通りです。
この問題が難しいのは、世に出回る楽なダイエット商品は、
決して『効果が全くない』訳じゃなく、『効果が非常に小さい』のです。
だから、嘘ではないから取り締まれない。
 
 
またまた英語で例えますが、
もし、『ケータイの表示を英語表示にすると英語が身につく』
という楽な英語学習法がテレビで紹介されたらどう思いますか。これは嘘でしょうか。
おそらく、この方法が間違っていると言い切ることは難しいと思います。
だって、この方法でもたぶん10個ぐらいの英単語は覚えるはずだから。
でもこの方法を聞いても、英語ペラペラになるとは思えませんよね。
そう思えるのは、僕らにある程度の英語学習の経験があるからです。
 
でもダイエット業界には、この『ケータイを英語表示』程度の、
効果の薄いダイエット法がたくさん溢れています。
そして非常にあいまいな表現でそれを誤魔化しています。
例えば、おうち用腹筋マシーン系の商品など。
こういう商品の宣伝では、絶対に『おなかの脂肪が落ちる』などとは言いません。
それだと嘘になるからです。
大抵は『おなかを引き締める』みたいなあいまいな表現を使います。
引き締めるって非常に微妙な表現で、脂肪が落ちるとは言ってない訳です。
実際、いくら腹筋がついても、それによっておなかの贅肉が落ちることはありません。
あとは『脂肪燃焼効果』なんかも微妙な表現ですね。こちらも脂肪が落ちるとは言ってません。
こういう表現で、嘘は言ってないけど、いかにもすごく効果ある風に宣伝する訳です。
 
・ケータイの表示を英語表示にすると英語が身につく!
・(ネイティブスピーカーのもとで適切な指導を毎日行う)
・2か月後、TOEIC○○点アップ!
 
こういうアホみたいな手法がダイエットの世界だと通用するのです。
一般的に英語学習ほどダイエットの知識がない人が多いので、それを見極められないのです。
 
 
繰り返しますが、
正しいダイエットへの第一歩目は、正しい知識を身につけることです。
そしてその正しい知識の第一歩目は、
ダイエットに近道はない、ということを知ること。です。
 
リバウンドをしない唯一の方法は、一生続けられるダイエット法を選ぶことだと言われます。
体の脂肪や筋肉は、その人のライフスタイルを映す鏡です。
つまり、脂肪や筋肉の量を変えようとすることは、ライフスタイルを変えることです。
ライフスタイルを変化させればさせるほど、見た目も変化します。
 
ぜひ短期間で痩せようとせず、一生のライフスタイルを変えるつもりで
ダイエットに取り組んでみてください。
 
 
 
 
重いでしょうか。(笑)
 
長くなったので、痩せるための基本的な指標みたいなことは
また次回書きます。お楽しみに。(笑)